もう30代なのに、やりたいことが見つからない…
このままモヤモヤした人生を送るのは嫌だ!
そんなふうにお悩みではないでしょうか?
30代にもなると、それなりに仕事をして、生活はできてはいるけれど、このままずっとこの仕事でいいのか、モヤモヤしますよね。
この記事では、そんな方へ向けて、30代からでも遅くない、やりたいことの見つけ方を解説します。
人生100年時代、今からでもやりたいことを見つけて、人生を謳歌しましょう!
- 30代でやりたいことが見つからない方
- やりたいことを仕事にして、人生を謳歌したい方
この記事を書いた人
- やりたいこと探しには、年齢は関係ないことがわかる!
- 30代でも、やりたい仕事を見つける方法がわかる!
30代でやりたいことが見つからないのはまずい?
30代でやりたいことが見つからないのは、おかしいことではないです。
私も、30歳になるまで、やりたい仕事が見つからなくて苦しんでいました。
そもそも、日本の教育では、詰め込み学習ばかりで、自分が何をやりたいのか、しっかりと考えることをしてきませんでしたよね。
とある本の一節に、以下の言葉がありました。
よく考えれば、日本の教育システムも、大量の優秀なサラリーマン(労働者)を生産するように作られている。良い成績をとって、良い大学を出て、大きな会社に入って、安定した生活を送る、それが幸せな成功者の目指す道だと。昭和の高度経済成長時代の”呪い”はまだ色濃く残っていて、今も多くの人のパースペクティブだ。
「苦しかったときの話をしようか」森岡毅 著
まさにその通りですよね。
なので、今やりたいことが見つかっていなくても大丈夫です。
この記事で紹介する方法で、これから見つけていきましょう。
やりたいことがあると人生が輝く理由
やりたいことが見つからなくてもいいじゃないか。
と思う方もいるかもしれません。
確かに、やりたいことがなくても生きていくことはできます。
ですが、やりたいことがあった方が、より人生を楽しむことができると思います。
やりたいことを仕事にできたら、毎日が楽しいですよね♪
2018年に行われた調査によると、
「自己決定」することが、幸福感に強い影響を与えている
ということが明らかにされています。
ということは、なんとなく生きているより、自分でやりたいことを見つけ、それを実現しているほうが、幸福度が上がりますよね。
30代がやりたいことを見つける方法
ここからは、30代からでも遅くない、やりたいことを見つける方法を解説します。
結論から言うと、やりたいことは、価値観・強み・好奇心の掛け合わせで見つけることができます。
ノートとペンを用意して、ぜひやってみてください!
自分の価値観を知る
まず、自分の価値観を明確にしましょう。
価値観を明らかにする方法として、以下のワークをやってみましょう。
価値観を知るワーク
- 尊敬する人、魅力に思う人はだれですか? その人のどんなところに尊敬していますか? そこから読み取れる、あなたが大切にしているキーワードを抜き出してみましょう。
- 対人関係・仕事・プライベートにおいて、それぞれあなたが大切にしていることはなんですか? そこから読み取れるキーワードを抜き出してみましょう。
- 以下の価値観キーワードの中から、自分が大切にしている価値観を10個選んでください。
3つの質問に答えられたら、出てきたキーワードを眺め、似ているもの同士で分類し、名前をつけてみましょう。それがあなたの価値観です。
価値観キーワード(80個)
受容:ありのままの自分を受け入れてもらう | 独立:他者に依存しないで生きる |
正確:自分の意見や信念正しく伝える | 勤勉:自分の仕事に一生懸命取り組む |
達成:なにか重要なことを達成する | 平安:自分の内面の平和を維持する |
冒険:新しくてワクワクする体験をする | 親密:プライベートな体験を他人とシェアする |
魅力:身体的な魅力を保つ | 正義:すべての人を公平に扱う |
権威:他者に対して責任を持って指導する | 知識:価値ある知識を学ぶ、または生み出す |
自治:人まかせにしないで自分で決める | 余暇:自分の時間をリラックスして楽しむ |
美的:身のまわりの美しいものを味わう | 寵愛:親しい人から愛される |
庇護:他者のめんどうをみる | 愛慕:誰かに愛をあたえる |
挑戦:難しい仕事や問題に取り組む | 熟達:いつもの仕事・作業に習熟する |
変化:変化に富んだバラエティ豊かな人生を送る | 現在:いまの瞬間に集中して生きる |
快適:喜びに満ちた快適な人生を送る | 適度:過剰を避けてほどよいところを探す |
誓約:絶対に破れない約束や近いを結ぶ | 単婚:唯一の愛し合える相手を見つける |
慈愛:他者を心配して助ける | 反抗:権威やルールに疑問を持って挑む |
貢献:世界の役に立つことをする | 配慮:他人を心づかって世話すること |
協調:他者と強力して何かをする | 開放:新たな体験、発想、選択肢に心を開く |
礼儀:他者に対して誠実で礼儀正しく接する | 秩序:整理されて秩序のある人生を送る |
創造:新しくて斬新なアイデアを生む | 情熱:なんらかの発想、活動、人々に深い感情を抱く |
信頼:信用があって頼れる人間になる | 快楽:良い気分になること |
義務:自分の義務と責任を果たす | 人気:多くの人に好かれる |
調和:周囲の環境と調和しながら生きる | 権力:他人をコントロールする |
興奮:スリルと刺激に満ちた人生を送る | 目的:人生の意味を方向性を定める |
貞節:パートナーにウソをつかず誠実に生きる | 合理:理性と論理に従う |
名声:有名になって存在を認めれる | 現実:現実的、実践的にふるまう |
家族:幸福で愛に満ちた家庭を作る | 責任:責任をもって行動する |
体力:丈夫で強い身体を保つ | 危険:リスクを取ってチャンスを手に入れる |
柔軟:新たな環境にも簡単になじむ | 恋愛:興奮して燃えるような恋をする |
許し:他人を許しながら生きる | 安全:安心感を得る |
友情:親密で助け合える友人を作る | 受諾:ありのままの自分を受け入れる |
愉楽:遊んで楽しむこと | 自制:自分の行動を自分でコントロールする |
寛大:自分の物を他人にあたえる | 自尊:自分に自信を持つ |
真実:自分が正しいと思うとおりに行動する | 自知:自分について深い理解を持つ |
信教:自分を超えた存在の意思を考える | 献身:誰かに奉仕する |
成長:変化と成長を維持する | 性愛:活動的で満足のいく性生活を送る |
健康:健やかで体調よく生きる | 単純:シンプルでミニマルな暮らしをする |
有益:他人の役に立つこと | 孤独:他人から離れて1人でいられる時間と空間を持つ |
正直:ウソをつかず正直に生きる | 精神:精神的に成長し成熟する |
希望:ポジティブで楽観的に生きる | 安定:いつも一定して変化のない人生を送る |
謙遜:地味で控えめに生きる | 寛容:自分と違う存在を尊重して受け入れる |
笑い:人生や世界のユーモラスな側面を見る | 伝統:過去から受け継がれてきたパターンを尊重する |
自分の強みを知る
次に、自分の強みを知りましょう。
ここで注意しておきたいのは、強みとスキルは別物ということです。
- 強み:生まれつき持っているもの、自然と人よりうまくできること
- スキル:後天的に身につけたもの、ある特定の仕事で使える知識など
より重要なのは、「強み」のほうです。
なぜなら、強みはどんな仕事でも使うことができる、自分だけの武器だからです。
なので、ここでは「強み」を扱っていきます。
自分の強みを知るワークは以下の通りです。
強みを知るワーク
- 下記の強みリストから、自分の強みだと思うものを5つ選びましょう。それを選んだ理由も考えましょう。
- 家族・パートナー・友人など、親しい人に自分の強みは何だと思うかを聞いてみましょう。その理由も聞いてみましょう。
- VIA-ISという、ポジティブ心理学をベースに作られた強み診断ツールを受けてみましょう。受験後、上位5つの強みを書き出しましょう。
3までできたら、それぞれのワークから見た自分の強みを、5つにまとめてみましょう。
\無料・言語設定を日本語にして受験可能/
\世界190ヵ国、500万人以上が受験した強み診断ツール/
強みリスト(24個)
創造性:物事を行うのに目新しく、生産性の高いやり方を考える。芸術的な達成を含むがそれに留まらない。 |
好奇心::現在進行中の経験それ自体に関心を持つ。対象やトピックを魅力的だと感じる。探求し発見する。 |
向学心:個人的であれ公的であれ、新しいスキル・トピック・知識体系を習得する。 |
知的柔軟性:一足跳びに結論まで行かない。根拠があれば考えを変えられる。すべての根拠・証拠を公平に量る。 |
大局観:人に対して賢明な助言ができる。自分にも他人にも納得できるような見方を身につけている。 |
誠実さ:真実を語る。自分を誠実に語る。偽りなく存在する。自分の気持ちと行動に対して責任を持つ。 |
勇敢さ:脅威・試練・困難・苦痛にに対してひるまない。反対があっても信念に沿って行動する。 |
忍耐力:始めたことを完了させる。障害を乗り越えて最後まで道を進む。仕事をやり切る。任務の完遂に喜びを持つ。 |
熱意:感動と情熱をもって生きる。人生を冒険のように生きる。いきいきしており、活動的。 |
親切心:他人に対する親切や善行を心がける。手助けや思いやりを差し伸べる。 |
愛情:人との親密性、特に互いに共感し合ったり、思いやったりする関係に重きを置く。人と親しむ。 |
社会的知性:他者や自分の動機や感情を意識する。人を動かすコツを知っている。 |
公正さ:公平性や正義の考えに従ってすべての人を平等に扱う。他人に関して偏見のある評価を下そうとしない。 |
リーダーシップ:グループが物事を達成できるように力づける。良い人間関係が保たれるように尽力する。 |
チームワーク:グループやチームの一員として活躍し、グループに忠誠を持ち自分の役割を果たす。 |
寛容さ:過ちを犯した人を許す。他人の欠点を受け入れる。人々にチャンスを与える。復讐心を抱かない。 |
謙虚さ:自分の成果自体に語らしめる。自分を実際以上のものとみなさない。 |
思慮深さ:注意深く選択する。過度のリスクを取らない。後悔するような言動は取らない。 |
自律心:自分の気持ちや行動を制御する。規律を保つ。欲求や感情を制御する。 |
審美眼:自然、芸術、数学、科学、日々の経験まで、美や卓越性、熟練の技を認識し評価する |
感謝:良い出来事に目を向け、感謝する。謝意を表する時間を持つ。 |
希望:最良の未来を予測し、それを達成すべく取り組む。良い未来とは実現可能なものだと信じる。 |
ユーモア:笑いやいたずらを好む。人に笑いをもたらす。物事の明るい側面を見る。 |
スピリチュアリティ:目的や意味に関して一貫した信念を持ち、信念に基づき行動し、安らぎを感じる。 |
自分の好奇心を知る
次に、自分の好奇心を知りましょう。
ここでの注意点は、以下の通りです。
好奇心(好きなこと)を単語で終わりにせず、なぜ好きなのか?も考える
例えば、バレーボールが好き、という場合、なぜ好きなのかも一緒に考えます。
- チームプレイが好き→チームで取り組める仕事が好き
- 戦略を考えるのが好き→頭を使う仕事が好き
というふうに、幅を持って好きなことを考えることができます。
このことを頭に入れた上で、以下のワークに取り組みましょう。
好奇心を知るワーク
- 今まで生きてきた中で、楽しかったのは何をしていたときですか?それはどうしてですか?できるだけ書き出してみましょう。
- あなたの本棚にはどんなジャンルの本が眠っていますか?あまり本がない場合は、書店で本棚を眺めてみて、興味をもったジャンルを書き出してみましょう。さらに、なぜ興味を持ったのかを考えてみましょう。
- 今、お金を払ってでも勉強したい・体験したいことはありますか?それはなぜですか?できるだけ書き出してみましょう。
3までできたら、出てきたキーワードをもとに、特に好奇心を抱いていることを5つまとめてみましょう。
価値観×強み×好奇心でやりたいことを決める
ここまでできたら、あとは価値観・強み・好奇心を掛け合わせてやりたいことを決めるだけです。
やり方は以下の通りです。
やりたいことを決めるワーク
- 好奇心×強みで、やりたいことの仮説を立てる
- 価値観をもとに、やりたいことを絞っていく
- 実際にやってみて、ブラッシュアップしていく
一つずつ解説します。
1. 好奇心×強みで、やりたいことの仮説を立てる
まず、書き出した好奇心と強みを組み合わせて、やりたいことの仮説を複数作っていきます。
例えば、
好奇心 | 強み |
バレーボール チームプレイ 戦略を考える | 後輩の面倒見が良い 人前で話すのが上手 文章を書くのが得意 |
とすると、
- バレーボール×後輩の面倒見が良い → 小学校でバレーボールの指導員
- チームプレイ×人前で話すのがうまい → 仕事でのチームプレイの極意を講演する
- 戦略を考える×文章を書くのが得意 → クライアントの事業戦略を考え、文章にまとめて提案する
というふうに、好奇心×強みでやりたいことの仮説をたくさん文章化していきます。
2. 価値観をもとに、やりたいことを絞っていく
次に、やりたいことの仮説を、価値観をもとに絞り込んでいきます。
例えば、以下のような価値観があったとします。
価値観 |
誰かに奉仕する 新たな環境にも簡単に馴染む 課題に挑戦し続ける |
先ほど出てきた「やりたいことの仮説」の中では、
というのが、クライアントに奉仕でき、新たな環境・課題に挑戦し続けることができるので、一番あっているだろうと判断できます。
もし、絞り込めない場合は、やりたいことが複数になっても大丈夫です。
次のステップで、実際にやってみながら、本当にやりたいことを決めていきましょう。
3. 実際にやってみて、ブラッシュアップする
最後は、価値観をもとに絞り込んだ「やりたいこと」を、実際やってみながらブラッシュアップしていきます。
ただ、実際やると言っても、いきなり大きなことをやらなければいけないわけではありません。
例えば、
がやりたいことだとしたら、まずは今の会社で、
という小さなことからやってみます。
そこで、「やっぱりこれがやりたいことだ!」となればそのまま突き進めばいいですし、「なんだか違う」と思ったら、もう一度、やりたいことの仮説に戻り、別の選択肢を選べばよいのです。
こうして、やりたいことの仮説→少しだけやってみる、を繰り返して、「これだ!」と感じる、本当にやりたいことを見つけていきます。
まとめ:やりたいことは何歳からでも見つけられる!
この記事では、30代なのにやりたいことが見つからない、という方に向けて、30代からでも遅くない、やりたいことの見つけ方を解説しました。
大事な点をおさらいします。
- 自分の価値観を知る
- 自分の強みを知る
- 自分の好奇心を知る
- 価値観×強み×好奇心でやりたいことを決める
最初は価値観・強み・好奇心を知るだけでも時間がかかると思います。
やりたいことの仮説はできても、やってみたらなんだか違う、ということもあるかもしれません。
ですが、納得いくまでワークを繰り返すことで、だんだんと明確になってくるはずです。
私もかなり時間がかかりました。でもきっと見つかるので焦らずに!
もっと詳しいやり方が知りたい!
もっと自分を知る質問のパターンが欲しい!
そんな方には、こちらの本もおすすめです♪
この記事を通して、みなさんがやりたいことを見つけ、充実した人生が送れるようになれば、とても嬉しいです。