考えすぎて行動できないのはなぜ?脳科学を使って行動力を高める方法5選

行動しないと人生は変わらない。

頭ではわかっていても、なかなか行動できないこともありますよね。

でもそれは、脳の本能なのです。

この記事では、脳科学をベースとして、脳をうまく使いながら行動力を高める方法を解説します。

こんな方におすすめの記事です
  • やりたいことはあるが、なかなか行動できない
  • 考えすぎて行動できず、苦しい

この記事を書いた人

この記事を読むと…
  • 考えすぎて行動できない原因がわかる
  • 脳科学を使って、行動力を高める方法がわかる
  • 行動できない苦しさから解放される
かなえ

これを読んでスルスル行動できる人になりましょう!

目次

考えすぎて行動できないのは、脳の本能

現状を変えたいと思っていても、なかなか行動できないのは、脳のホメオスタシスという働きがあるからです。

ホメオスタシスとは、脳が変化を拒み、今の状態を維持しようとする働きのことで、「恒常性」とも呼ばれます。

太古の昔、人間は死と常に隣り合わせでした。

今、食料が手に入るこの場所から、今より快適かもしれないけど、食料が手に入るかわからない別の土地に移動することは、死につながる可能性があります。

よって、生命維持のために、今の快適な状態を維持しようとするホメオスタシスが働くのです。

常に死と隣り合わせではなくなった現代社会でも、脳の本能は変わらないまま残りました。

そのため、頭ではわかっていても、「変わりたいけど変われない」という状態になってしまうのです。

かなえ

行動できないのは、自分のせいじゃない!
自分を責めるのはやめて、脳をうまく活用しましょう!

知っておきたい脳の働き

コンフォートゾーン

脳には、ホメオスタシスという、今のライフスタイルや環境を維持しようとする働きがあることはお伝えしましたね。

その、維持しようとしている今の環境のことを「コンフォートゾーン」といいます。

脳は、恒常性を維持するため、このコンフォートゾーンを出ようとすると不快感を感じるようになっています。

そのため、変わりたいと思っても、マイナスのことばかり考えてしまって不快になり、なかなか変われないという状況が起こってしまいます。

しかし、これを逆手に取ると、理想の自分をコンフォートゾーンに設定すれば、そこにいない現状のほうに不快感を感じ、理想の自分になろうと自然に行動できるようになるのです。

かなえ

理想をコンフォートゾーンにすることを意識しましょう!

エフィカシー

エフィカシーとは、「自分ならできる」と信じられる、自分への信頼のことです。

自己効力感とも言います。

今のコンフォートゾーンから出ようとすると、ホメオスタシスが働いて、どうしても「自分には無理なんじゃないか」と思ってしまいますよね。

しかし、そこをはねのけて行動し続けられるようになるには、「自分ならできる」という自分への信頼を持っていることが非常に重要です。

エフィカシーを高められれば、頭ではわかっているけど行動できない、ということが少なくなってきます。

かなえ

エフィカシーは高められます♪やり方は後ほど解説します。

RAS

RASとは、自分の興味・関心のある情報のみを、無意識に選別する脳の機能のことです。

世にあふれる全ての情報をインプットしてしまうと、脳に大きな負担がかかってしまいます。

そこで、脳はこのRASというフィルターを使って、無意識に情報を取捨選択しているのです。

このRASをうまく活用し、理想の人生を叶えられそうなものにRASを立てれば、自然と情報が入ってくるのでチャンスを掴みやすくなります。

かなえ

逆に、エフィカシーが低いと、「自分には無理だ」というRASが立ってしまうので注意しましょう。

ミラーニューロン

ミラーニューロンとは、周りにいる人の思考や行動を無意識にまねる脳の神経細胞のことです。

赤ちゃんが大人の行動をまね、意味を学習し、知性をつけていく力に関係しています。

この力は、赤ちゃんに限らず、大人にも有効なのです。

つまり、理想を叶えている人がたくさんいる環境に自分が入れば、ミラーニューロンが勝手にその人の思考や行動をまねてくれるのです。

結果、理想の人生を叶えるための行動を起こしやすくなり、理想が近づいてきます。

かなえ

まさに、”環境”が大事です。理想を叶えるには”環境”を整えましょう!

脳科学を使った行動力を高める方法5選

エフィカシーを高める

考えすぎて行動できないという時には、土台として、「自分ならできる」と信じられる力を高めることが重要です。

このエフィカシーは、訓練によって高めることができます。

それは、「やりたい」ことを「すぐに叶える」、という経験を積み重ねることです。

「やりたいこと」は大それたことではなくて、「ネイルがしたい」「牛丼が食べたい」「スタバで新作を飲みたい」など小さなことでOK。

自分の願望をちゃんと叶えてあげることで、「自分は自分の願望を叶えられる人だ」というエフィカシーが少しずつ高まっていきます。

かなえ

まずは小さいことから、自分の願いを叶えてあげましょう♪

SNSで理想の人の思考をインストールする

TwitterやInstagramなどで、自分の理想となる人を探し、フォローしましょう。

見る専用のアカウントを作って、理想の人の投稿だけを見られる環境を作るとベストです。

こうして、常に理想の人の思考に触れられる環境を作ることで、RASを立ててチャンスを掴みやすくなったり、ミラーニューロンで理想の人の思考や行動を勝手にまねることができます。

その結果、頭ではわかっているけど行動できない、ということが自然と少なくなっていきます。

かなえ

Instagramでは、理想の人ではない投稿に「ミュート」機能を使うのもおすすめです!

理想の人が成功するまでのストーリーを知る

SNSで理想の人の過去の投稿をさかのぼったり、ブログを読んだりして、どのようなステップを踏んで成功してきたのかを調べてみましょう。

行動するにはエフィカシーが大事だと言いましたが、理想の人があまりにも自分から遠すぎると、「自分にはできない」と思ってしまいます。

でも、成功した人も、いきなり成功したわけではなく、少しずつステップを積み重ねてきた過去があるはずです。

そのことを知れば、「私にもできるかも」とエフィカシーが高まっていきます。

かなえ

どんな人にも始めの一歩があります。それを知ると勇気がでてきます!

理想の人が集まる環境に身を置く

ミラーニューロンを最大限働かせるため、理想の人が集まる環境に自分の身を置いてみましょう。

そういう環境に身を置けば、勝手に脳が思考や行動をまねてくれるので、行動を起こしやすくなります。

まずは、その人がやっている無料のイベントに参加したり、オンラインサロンに登録したりしてみましょう。

できれば、勇気を出してセミナーやオフ会などのリアルイベントに参加すると、空気感も含めて感じとることができるのでおすすめです。

かなえ

理想の人を勝手にまねてくれる、ミラーニューロンを使わない手はないですね!

スモールステップを決める

理想の自分になるためには、「これなら私にもできそう」というスモールステップを設定しましょう。

いきなり理想の自分になろうとして、高い目標を掲げてしまうと、「自分にはできない」とエフィカシーが下がってしまうので逆効果です。

理想の自分になるためのステップを細かく分解すれば、行動することのハードルが低くなり、エフィカシーが上がっていきます。

<スモールステップの設定のしかた>

  1. こうなったら最高!という理想の状態を書き出す
  2. 理想の状態になるためには、どんな要素が必要か書き出す
  3. その要素を満たすために、どう行動すればいいか考える
  4. 行動できそうと思えるものから順番に並び替える

4で出てきたものが、スモールステップです。

期限も一緒に決められると、なお良いですね。

かなえ

まずは「自分にもできそう!」という感覚が大事です。

まとめ:脳をうまく使って行動力を高めよう!

行動したいのに考えすぎてできない、というのは脳の本能として仕方ないことです。

ですが、そこで行動することを諦めてしまったらもったいないです。

脳の仕組みを知りさえすれば、脳をうまく活用して、「行動したいのにできない」ということがなくなっていきます。

行動力を高める方法5選
  1. エフィカシーを高める
  2. SNSで理想の人の思考をインストールする
  3. 理想の人が成功するまでのストーリーを知る
  4. 理想の人が集まる環境に身を置く
  5. スモールステップを決める

この5つの方法を日常に取り入れて、頭ではわかっているけど行動できない、苦しい、という状況から解放されましょう。

とはいえ、自分一人だと、脳の恒常性維持のカラクリに気付けなくなることも多いので、定期的にこの記事を振り返り、脳をうまく使えているか確認してみてくださいね。

かなえ

知っているだけで大きく役立つ脳科学。脳を活用して、スルっと行動できるようになりましょう♪

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